セイ

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人間心理を理解するには総合的にみなければならない!

どうもみなさんseinosenです。

今回は、人間を理解するには様々な知識を総合して判断する必要があるということを、語っていきます。

人間心理を理解するには心理学だけでは不十分

普段は心理学的に人間を理解する筆者ですが、やはり、心理学だけではとても人間心理を語りきれないというのが結論です。アドラー心理学にせよ、フロイト心理学にしてもとても説明しきれません。

医学や脳科学、生物学があるように、人間理解を行う学問は多岐にわたります。様々な要因が互いに影響しあった結果として自分を決めていると考えざるおえません。当然そうなれば、目的論では説明しきれない領域も出てきます。

そこで私が取り入れたのが、縁起論という考え方です。

縁起論とは、あらゆる現象は無数の要因が相互に影響しあった結果として起きるという考え方です。(本来の縁起論とは用途が違います)

怒り1つでも考え方は様々です。

アドラー心理学は、目的を持って、それを遂行するために怒りを使うと説く。

フロイト心理学は、Aの出来事があったから怒ったと説く。

脳科学や医学なら、ストレスなどを原因に怒りを説明する。

短くするために、ほんのちょっとしか書きませんでしたが、学問によって、人間心理の捉え方も、説明の仕方も、根拠の出し方も違います。これではどれが正しいのか、戸惑います。

そうならば、縁起論的に、様々な要因が影響を与えることにより結果が起きると考えるのが妥当といえるでしょう。

外面的要因(身体から人間心理に与える影響)と内面的要因(精神から人間心理に与える影響)のどちらか一方は「偽」なのか

外面的要因と内面的要因はともに、人間心理を解明する重要な要因です。その為、心理学よりも医学や脳科学の方が正しいということもなく、その逆も然りで、心理学内でもこれ以外はありえないということはないのです。(ただし、アドラー心理学>フロイト心理学)

ただ、私が思うに、外面的要因よりも、内面的要因の方が、人間心理に与える影響は大きいと考えています。何故ならば、医学や脳科学のような科学は、客観的な事実認定によってあらゆる出来事を説明します。それはなるたけ普遍的な答えとして扱われます。しかし、普遍的な答えや考えというのは、前提として、個々の価値観を否定して成立します。

私たち人間は、自由意志があり、十人十色です。そうである以上、人間皆同じというのは原理的にありえません。なので、人間を平均的に、普遍的な答えのもとで判断できないのです。ただ1つ、個々の価値観を否定することを除いては。

そういう考え方もあり、私は人間心理においては、科学よりも心理学のほうが信憑性が高いとしています。

 

どうでしょうか?

人の心を理解したり、受け入れるのは、大なり小なり難しいものですよね。その一助となるのが、医学や脳科学を始めたした科学、宗教や哲学、心理学を始めとした思想です。

先に記述したとうり、科学よりも、思想の方が個々の価値観を認め、より人間心理に密着しています。しかし、だからといって、科学の理論をないがしろにすることはできません。それらの理論もまた、事実なのですから。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます!